町田啓太のダンス歴は?10DANCEで魅せた実力と経歴プロフィール

Netflix映画「10DANCE(テンダンス)」で、世界レベルの社交ダンサー・杉木信也役を熱演している町田啓太さん。その圧倒的な気品とキレのある動きに、「町田啓太さんはもともとダンスをやっていたの?」と関心を持つ方が急増しています。
実は町田啓太さんは、学生時代にプロのパフォーマーを目指していたほどのダンス経験者です。しかし、その道のりは決して平坦なものではなく、大きな挫折と向き合った過去もありました。
この記事では、町田啓太さんの驚くべきダンス歴のルーツから、最新作「10DANCE」での過酷な役作り、そして彼の身長、年齢、学歴、経歴といった詳しいプロフィールまでを徹底解説します。
町田啓太のダンス歴はいつから?ルーツは高校のダンス部
町田啓太さんがダンスを始めたのは、高校生の頃です。それまでの彼は、パイロットになることを夢見て日本航空高等学校石川に進学し、航空工学などを学んでいました。しかし、視力の問題や経済的な理由からパイロットの道を断念せざるを得なくなります。
そんな失意の中にあった町田さんを救ったのが、ダンスでした。
高校のダンス部に入部した町田さんは、持ち前の運動神経を活かして瞬く間に上達し、キャプテンを務めるまでになります。この高校時代の経験が、後のパフォーマー志望、そして俳優としての身体表現の礎となりました。
劇団EXILE加入とダンサーの夢を断念した理由
高校卒業後、町田啓太さんはさらに本格的にダンスを学ぶため、日本体育大学に進学します。大学ではダンスサークルに所属し、同じく後にEXILEのメンバーとなる関口メンディーさんと共に切磋琢磨していました。
2010年、「第3回劇団EXILEオーディション」に合格し、芸能界入りを果たした町田さん。当初は俳優活動だけでなく、EXILEのパフォーマーになることを目標としていました。実際に、GENERATIONSの候補メンバーとして活動していた時期もあります。
しかし、俳優としての初舞台「ろくでなしBLUES」の公演中に、左アキレス腱を断裂するという大怪我に見舞われます。この怪我が原因で、激しいパフォーマンスが求められるダンサーとしての道を諦め、俳優一本で生きていくことを決意したのです。
今回の「10DANCE」への出演は、かつてダンサーを志した町田さんにとって、自分の過去の想いや経験を昇華させる大きな挑戦となりました。
10DANCEで見せた社交ダンスの凄さと驚異の練習期間
Netflix映画「10DANCE」で町田啓太さんが演じたのは、スタンダード(モダン)ダンスの日本王者である杉木信也です。この作品で彼は、これまでのヒップホップ系のダンスとは全く異なる、社交ダンスという新境地に挑みました。
わずか3カ月という短期間での役作り
驚くべきことに、町田さんにこの役のオファーが届いたのは、撮影開始のわずか数カ月前だったといいます。実際に練習に充てられた期間は約3カ月。
劇中では「すでに世界レベルの技術を持つトップダンサー」という設定であったため、初心者が上達していく過程ではなく、最初から完璧なフォームと風格を求められました。町田さんは、同時期に撮影していた別の作品でギタリストを演じており、ギター特有の前かがみの姿勢をダンス用のピンと伸びた姿勢に矯正することに最も苦労したと語っています。
経験が逆に邪魔になるほどの難しさ
町田さんにはダンス経験がありましたが、社交ダンス(競技ダンス)は、彼がこれまで培ってきたストリート系のダンスとは正反対の身体の使い方が求められます。
特に、スタンダード種目の特徴である「背筋を伸ばし、パートナーと一定の距離を保ったまま優雅に動く」という技術は、体幹の強さと極めて高い柔軟性が必要です。町田さんは、過去のダンス経験による癖を一度リセットし、プロの講師指導のもとで徹底的に基礎を叩き込みました。
町田啓太のプロフィールと身長・年齢
俳優として円熟味を増している町田啓太さんの、基本プロフィールをご紹介します。
名前:町田 啓太(まちだ けいた)
生年月日:1990年7月4日
年齢:35歳(2025年現在)
出身地:群馬県吾妻郡東吾妻町
身長:183cm
血液型:O型
職業:俳優
所属事務所:LDH JAPAN(劇団EXILE)
183cmという高い身長と、長い手足は、社交ダンスの正装である燕尾服(えんびふく)が非常によく映えます。また、30代半ばとなった今だからこそ出せる、杉木というキャラクターのストイックさと大人の色気が、多くのファンを魅了しています。
町田啓太の学歴と多彩な経歴
町田啓太さんの経歴は、非常に個性的で多彩です。
学歴:航空高校から体育大学へ
出身高校:日本航空高等学校石川
出身大学:日本体育大学
航空高校では航空特殊無線技士やガス溶接などの資格も取得しており、理系的なバックボーンも持っています。その後、ダンスへの情熱から日本体育大学へ進学し、身体を動かすことの専門的な知識を深めました。この体育大学時代の経験が、現在のアクションシーンやダンスシーンにおける「身体のコントロール能力」の高さに繋がっています。
主な出演作と俳優としての歩み
2010年のデビュー以来、数多くのドラマや映画に出演しています。
2014年:NHK連続テレビ小説「花子とアン」
2020年:「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい(チェリまほ)」
2021年:NHK大河ドラマ「青天を衝け」(土方歳三役)
2024年:NHK大河ドラマ「光る君へ」(藤原公任役)
特に「チェリまほ」の黒沢役でアジア圏を中心に爆発的な人気を獲得し、その後も大河ドラマでの重要な役どころを演じるなど、今や日本を代表する実力派俳優の一人となりました。
10DANCEのダンスシーンに対する絶賛の声
「10DANCE」の配信が始まると、視聴者からは町田啓太さんのダンスパフォーマンスに驚愕の声が寄せられました。
「指先の動きまでエレガントで、本物のプロにしか見えない」
「竹内涼真さんとのダンスバトルは、気迫が凄まじくて鳥肌が立った」
「アキレス腱の怪我を乗り越えて、ここまで踊れるようになるなんて感動する」
劇中では、竹内涼真さん演じるラテン王者との「10種目競技(10ダンス)」に挑むシーンが見どころですが、町田さんの優雅なスタンダードと、激しいラテンの対比が見事に表現されています。
まとめ
町田啓太さんのダンス歴は、高校の部活動から始まり、プロを目指した大学時代、そして怪我による挫折を経て、俳優としての表現力へと昇華されてきました。
Netflix映画「10DANCE」で見せた圧巻のパフォーマンスは、単なる技術の習得だけでなく、かつてダンサーの夢を追った彼自身の人生の重みが乗っているからこそ、観る者の心を揺さぶるのです。
183cmの長身を活かしたダイナミックなステップ、そして35歳という年齢にふさわしい深みのある演技。町田啓太さんは、俳優という枠を超えた表現者として、さらなる高みへと突き進んでいます。
彼のダンスに込められた情熱をまだ体感していない方は、ぜひその雄姿を作品で確認してみてください。町田啓太さんの今後の活躍から、ますます目が離せません。


コメント