パスポートセンター年末年始2026の休みは?混雑と更新の注意点

2025年から2026年にかけての年末年始、海外旅行や出張の計画を立てている方にとって最も重要なのがパスポートの有効期限です。しかし、パスポートセンターは一般的な行政機関と同様に、年末年始は長期の休業期間に入ります。
いざ出発の直前になって期限切れに気づいても、パスポートセンターが休みであれば発行は不可能です。本記事では、2026年のお正月期間におけるパスポートセンターの休業スケジュール、混雑予想、更新手続きの期限、そしてオンライン申請の活用法について詳しく解説します。
2026年パスポートセンターの年末年始休業スケジュール
全国のパスポートセンター(旅券窓口)は、行政機関の休日に関する法律に基づき、年末年始は一斉に休業となります。
2026年前後の休業期間は、2025年12月29日月曜日から2026年1月3日土曜日までです。
この期間は、申請の受付はもちろん、完成したパスポートの受取(発給)も一切行うことができません。
2025年の最終営業日は12月26日金曜日となります。また、2026年の仕事始めは1月5日月曜日からです。12月27日と28日は土日のため、多くのセンターでは窓口業務がありません。したがって、実質的には12月27日から1月4日までの9日間、窓口が閉まることになります。
年末年始の申請から受取までの日数に注意
パスポートは申請したその日に発行されるものではありません。通常、申請から受取までには土日祝日を除いて6日間から10日間程度の期間が必要です。
年末年始を挟む場合、この休業期間は「発行日数」にはカウントされません。例えば、12月下旬に申請した場合、受取ができるのは年明けの1月中旬以降になるケースがほとんどです。
もし2026年の年始早々に海外へ出発する予定があるならば、遅くとも12月中旬までには申請を完了させておく必要があります。各都道府県のパスポートセンター公式サイトでは「年内受取のための最終申請日」が告知されますので、必ず事前に確認してください。
パスポート更新のタイミングと残存有効期間
海外旅行の際、パスポートの有効期限が残っていれば良いというわけではありません。多くの国では、入国時に「パスポートの残存有効期間が3ヶ月から6ヶ月以上」あることを条件としています。
年末年始の旅行を計画している方は、今すぐパスポートの有効期限を確認してください。もし期限が1年を切っている場合は、新しいパスポートへの切替申請(更新)が可能です。
特に2026年の年始は、コロナ禍明けに取得した方の更新時期とも重なり、窓口の混雑が予想されます。残存期間が足りずに空港で搭乗を拒否されるトラブルを防ぐためにも、早めの更新を心がけましょう。
2026年最新のオンライン申請(切替申請)の活用
2026年現在、マイナンバーカードをお持ちであれば、パスポートの切替申請(更新)をオンラインで行うことができます。
オンライン申請の最大のメリットは、申請のためにわざわざパスポートセンターの窓口へ足を運ぶ必要がないことです。スマートフォンのマイナポータルアプリから、24時間いつでも手続きが可能です。
ただし、オンライン申請であっても「審査」や「作成」には窓口申請と同じだけの日数がかかります。また、年末年始の休業期間中は審査業務も止まるため、12月29日から1月3日の間にオンラインで送信したとしても、受理されるのは1月5日以降となります。受取の際だけは、必ず本人が窓口へ行く必要があることも忘れないでください。
窓口の混雑予想と待ち時間を減らす方法
年末年始前後のパスポートセンターは、一年で最も混雑する時期の一つです。特に12月の最終週と1月の第1週は、数時間待ちになることも珍しくありません。
混雑を回避するためのポイントは以下の通りです。
第一に、午前中の早い時間帯を避けることです。多くの人が開館と同時に訪れるため、昼前から午後にかけての方が比較的スムーズに流れる場合があります。
第二に、一部のセンターで導入されている「事前予約システム」を活用することです。東京都や大阪府などの大規模なセンターでは、窓口での手続き時間を予約できる仕組みがあります。
第三に、申請書類(一般旅券発給申請書)を事前に準備しておくことです。外務省のホームページからダウンロードできる「ダウンロード申請書」を利用すれば、センターの記入台で時間を費やすことなく、すぐに受付に並ぶことができます。
申請に必要な持ち物の最終チェック
せっかく混雑する窓口に並んでも、書類に不備があれば受理されません。特に年末年始は、不足書類を揃え直している間に年内の受付が終わってしまうリスクがあります。
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一般旅券発給申請書(1枚)
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戸籍謄本(切替で氏名や本籍に変更がない場合は不要なケースもあります)
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写真(縦45mm×横35mm、規格が非常に厳しいため専門のフォトスタジオでの撮影を推奨します)
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本人確認書類(マイナンバーカード、運転免許証など)
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現在お持ちのパスポート(有効期限が切れていても必要です)
写真は背景の色や顔の大きさ、影の入り方などで撮り直しを命じられることが多いため、パスポートセンター近隣の証明写真コーナーを利用するのも効率的です。
2026年のパスポート発行手数料と支払い方法
2026年時点でのパスポート発行手数料は、10年用が16,000円、5年用が11,000円(12歳未満は6,000円)です。
これらの手数料は、受取の際に「収入印紙」と「都道府県手数料」で支払います。最近では、クレジットカードや電子マネーでの支払いに対応する自治体も増えていますが、依然として現金での印紙購入が必要な場所も多いため、受取時には現金を準備しておくと安心です。
また、オンライン申請を行った場合は、クレジットカードでのオンライン決済を選択できる自治体が広がっています。これにより、受取当日の窓口での支払作業を簡略化できます。
遠方の自治体や出張所での申請について
お住まいの地域によっては、県庁所在地のパスポートセンターだけでなく、市役所や町村役場の窓口でも申請が可能です。
しかし、市町村の窓口は県直営のセンターよりも発行までに日数がかかる傾向があります。年末年始のタイトなスケジュールで動いている場合は、日数の早い大規模なセンターを利用する方が確実な場合もあります。自治体によって受付時間が異なりますので、お住まいの地域の広報誌やウェブサイトを確認してください。
まとめ
2026年の年末年始、パスポートに関するトラブルを避けるためのポイントをまとめます。
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窓口は12月29日から1月3日まで完全に休み。12月26日が年内の最終営業日。
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年内にパスポートを受け取るなら、12月中旬(15日頃)までの申請が必須。
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オンライン申請を活用すれば、申請時の来庁は不要だが、発行日数は短縮されない。
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入国条件として「残存期間6ヶ月以上」を求める国が多いため、期限切れ間近なら即更新。
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写真や戸籍謄本などの必要書類は、余裕を持って準備する。
パスポートは海外での唯一の身分証明書です。お正月の楽しい旅行が台無しにならないよう、今すぐお手元のパスポートを確認し、必要な手続きを済ませておきましょう。
最新の混雑状況や各都道府県独自のルールについては、各自治体のパスポートセンター公式ページをチェックすることをお勧めします。


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