羽田空港第2ターミナルの喫煙所はどこ？保安検査後の場所も解説

羽田空港第2ターミナルを利用する際、愛煙家の方にとって喫煙所の場所を把握しておくことは、旅のストレスを軽減するために非常に重要です。特に保安検査場を通過した後は、一度ゲート内に入ると外に戻ることができないため、搭乗待ちの間に利用できる喫煙所の位置を正確に知っておく必要があります。

羽田空港第2ターミナル内にある喫煙所の全体像

羽田空港第2ターミナルには、一般エリアから保安検査後の搭乗エリアまで、各階にバランスよく喫煙所が配置されています。

1-1. 各フロアに設置された喫煙専用室の基本情報

羽田空港第2ターミナルでは、分煙対策が徹底されており、指定された喫煙専用室以外での喫煙は電子タバコを含めて一切禁止されています。喫煙所は1階の到着ロビー、2階の出発ロビー、3階から5階の飲食店・テラスフロアの各所に設けられており、青色のタバコマークが目印となっています。いずれも24時間、あるいはターミナルの開館時間に準じて利用可能ですが、清掃時間や混雑状況によって一時的に制限がかかる場合もあります。

1-2. ターミナルマップで見る喫煙所の見つけ方

館内にはデジタルサイネージや案内板が多数設置されており、現在地から最も近い喫煙所を容易に見つけることができます。特に2階の出発ロビーは非常に広大ですが、北側と南側の両端、および中央付近にそれぞれ設置されているため、どのチェックインカウンターを利用していても遠くまで歩く必要はありません。初めて利用する方は、空港公式サイトのマップをスマートフォンに保存しておくと、迷うことなく目的地にたどり着けるため安心です。

保安検査場通過後の喫煙所設置エリア

保安検査を終えた後の制限エリア内にも、複数の喫煙所が設置されており、搭乗直前まで利用することが可能です。

2-1. 北ピアと南ピアにある各ゲート付近の喫煙所

保安検査場を通過した後の出発サテライトエリアには、搭乗ゲートの並びに沿って複数の喫煙所があります。北ピア側（51番から60番ゲート付近）と南ピア側（61番から71番ゲート付近）にそれぞれ数箇所ずつ配置されているため、自分の搭乗口に近い場所を選ぶことができます。特に長距離のフライト前は利用者が集中しやすい傾向にありますが、各所に分散されているため、極端な行列に並ぶことは少ないのが特徴です。

2-2. 国際線併用ゲートエリアの喫煙環境

第2ターミナルの国際線施設が稼働しているエリアについても、専用の喫煙室が完備されています。国内線から国際線へ乗り継ぐ場合や、国際線ゲートを利用する際も、外に出ることなくタバコを吸うことが可能です。国際線エリアは開放的なデザインが特徴ですが、喫煙所はしっかりと密閉された空間となっており、強力な排気システムによって周囲への煙の影響が出ないよう配慮されています。

1階到着ロビーと屋外の喫煙スポット

飛行機を降りた直後や、バス・タクシーを待つ間に利用できる1階エリアの喫煙所について解説します。

3-1. 到着口を出てすぐに見つかる喫煙所の場所

1階到着ロビーには、手荷物受取所を出た後の一般エリアに喫煙所があります。中央付近の案内所の裏手や、バス乗車券売り場の近くなどに設置されており、フライトを終えて一息つきたい方に多く利用されています。到着ロビーは送迎の人々でも混雑するため、喫煙所の入り口付近に荷物を放置しないよう注意が必要です。また、深夜便で到着した際も、公共交通機関の始発を待つ間の休憩場所として機能しています。

3-2. バス乗り場やタクシー待機所付近の屋外環境

ターミナルの外、歩道沿いにも一部喫煙コーナーが設けられています。バス停の番号に合わせて数箇所に配置されていますが、屋外であっても指定場所以外での喫煙は厳禁です。特に冬場や雨天時は屋内の喫煙所が混み合いますが、開放感がある屋外を好む方も多いです。ただし、近年は環境配慮のため屋外喫煙所が撤去されたり場所が移動したりすることも多いため、現地の案内表示に従って利用してください。

3階から5階の展望デッキ付近にある喫煙所

食事や飛行機の見学を楽しめる上層階にも、便利な喫煙スポットが存在します。

4-1. 飲食店フロアやレストラン街の喫煙専用室

3階と4階のレストランフロアには、食事の前後で利用できる喫煙所があります。カフェやレストランの店内は現在ほぼ全面禁煙となっているため、これら共有スペースの喫煙所を利用することになります。お昼時や夕食時は飲食店が混雑するのと同時に、喫煙所も利用者が増えるため、時間に余裕を持って向かうのがスマートです。特にテラスに面したエリア近くの喫煙所は、景色も良くリフレッシュに最適です。

4-2. 5階展望デッキ付近でリフレッシュできる場所

5階の展望デッキ「星の屑のステージ」付近にも、喫煙所が設置されています。飛行機の離着陸を眺めながら過ごせるこのフロアは、デートや家族連れにも人気のスポットですが、喫煙エリアは完全に隔離されているため、周囲を気にせず利用できます。夜間は滑走路のライトアップが非常に美しく、夜景を楽しんだ後に一服して帰宅するというルートも、羽田空港第2ターミナルならではの楽しみ方の一つです。

年末年始や繁忙期の喫煙所混雑対策

2026年の年末年始など、空港が極めて混雑する時期に喫煙所をスムーズに利用するためのポイントです。

5-1. 比較的空いている穴場の喫煙所を見つけるコツ

混雑期には、中央付近の分かりやすい喫煙所は入場制限がかかるほど混み合うことがあります。そのような時は、少し離れた端のゲート付近や、1階の端の方にある喫煙所へ向かうと、比較的空いている場合が多いです。また、搭乗直前の時間帯はゲート付近の喫煙所が最も混むため、保安検査を終えたら早めに一度利用しておくか、あえて一つ手前のゲート付近の空いている場所を利用するのが有効です。

5-2. 喫煙マナーと滞在時間の短縮について

混雑時は、次の方のために長時間の滞在を控えるマナーが求められます。特に年末年始は家族連れが多く、共有スペースの清潔感やマナーが厳しく見られる時期でもあります。喫煙室内での通話や飲食は控え、スムーズに入れ替われるよう配慮しましょう。また、大きなスーツケースを持って入室するとスペースを占領してしまうため、可能であれば同行者に荷物を預けるか、入り口の邪魔にならない場所に置くなどの工夫が必要です。

電子タバコ・加熱式タバコの利用ルール

最近普及しているアイコスやプルームテックなどの加熱式タバコに関する、羽田空港独自の運用ルールです。

6-1. 加熱式タバコ専用エリアの有無と注意点

羽田空港内では、紙巻きタバコと加熱式タバコのエリアが厳密に分けられていない箇所が多いですが、一部の店舗やラウンジ周辺では、加熱式タバコ限定のスペースが設けられることがあります。基本的には通常の喫煙所を利用することになりますが、煙が出ないからといってトイレやロビー、通路で吸うことは絶対に避けてください。感知器が作動したり、周囲のトラブルに発展したりする恐れがあります。

6-2. 機内持ち込みと預け入れ荷物の規定

喫煙所を利用した後、機内に持ち込むライターや電子タバコの取り扱いにも注意が必要です。リチウムイオン電池を内蔵している電子タバコは、預け入れ荷物にすることができず、必ず手荷物として機内に持ち込まなければなりません。また、ライターは一人一個までという制限があります。保安検査を終えた後の喫煙所で最後に利用し、その後は機内での使用（充電も含む）が禁止されていることを再確認して、安全な旅を続けましょう。

まとめ

羽田空港第2ターミナルの喫煙所は、各フロアの利便性を考慮して配置されており、保安検査後もゲート付近で利用できるため非常に便利です。2026年の年末年始のような混雑期は、特定の場所に人が集中しやすいため、マップを活用して空いている場所を賢く選ぶことが、出発前のリラックス時間を確保する秘訣となります。空港内は公共の場であることを意識し、定められた喫煙所でマナーを守って利用することで、全ての利用者が気持ちよく過ごせる環境づくりに協力しましょう。